ponte di largo

たまには真面目な話でも。

トルコのカッパドキアで、女子大生一人がお亡くなりに、もう一人も重傷を負ったという大変な事件がニュースで伝えられてますね。
亡くなった方のご冥福と、怪我された方の一刻も早い回復をお祈りします。
私と同年代で、しかも私なんかよりよっぽど輝いていたのに、やるせない気分です。

それに関連して、トルコの人たちが日本語で「ごめんなさい」などと書いたメッセージボードを持って歩いている映像も流れてました。
トルコは親日の人が多いと聞くので、「良くしてくれた日本人に対してこんな事してしまって、申し訳ない」という気持ちがあるのかな。
今日は色々あって精神的に落ち込んでるのもあるせいか、それを見る度に泣きそうになってきます。

あのボードを持ってる人たちが悪い訳じゃないのに。被害にあった二人の事を前から知っている訳でもないのに。
事件を悲しんで、申し訳なく思って、不慣れな日本語で謝罪の言葉を書いて、日本にその気持ちを伝えようとしている。
その人たちには直接関係ない事件なのに、そこまで心を痛める人たちがいるなんて、とても嬉しいと同時に、こんな事件が起こってしまった事が悲しくもなりました。

この間も東京オリンピック招致が決まった時、いち早くトルコからお祝いツイートがたくさんあったとか。
すごいなー。日本人、というか少なくとも私はそんな事できません。
外国で日本人が事件を起こしたら「迷惑かけるなよこの恥さらしが」とは思っても、相手国に対してどこまで申し訳ないという気持ちが浮かんでくるのか。
国際問題の話になると、日本は相手にされなかったり忘れ去られがちな面も多いですが、こんなに日本を想ってくれる人がいる国があるのは幸せな事なのかもです。

そういえば、事件当初のニュースで、「オリンピック開催が東京に決まった事とは関係があるのか」とか言われてましたが…。
さすがにそれは無いだろう、というかそれで事件を起こされたらたまったもんじゃないです。
何はともあれ、犯人も捕まったようなので、早く真相が分かるのを祈るばかりです。
本当ただの真面目な話になってしまった。