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風紀の補正復活物語

メモに書いたネタを文章にしてみた。

風紀委員長のお姉ちゃんことゆー姉大好きっ子な人がトリップしちゃったりしなかったりして、神様にゆー姉に好かれるようにしてーと願ってみたり釣り合うように格好いい男になってみたりとかしてみたりしなかったり。


今回は神様に補正させて惹かれさせた話なので、バットエンド+恭弥ヤンデレ化。


恭弥が最早、別人のヤンデレ。


ヤンデレって難しい…orz


以上、おきをつけてお読み下さい。



















1.並盛町のとある姉の場合

不思議な感情に苛まされる。
運動をした訳でもないのに動悸が激しくなったり心臓の辺りがきゅうっと引き締まったり頬が熱くなる。
と思ったら嫌悪と不快感に心が騒いで苛立ちが募る。
今までに感じた事も経験した事もない感情の揺れ。
それが同じ人物に関わる時だと気付くのは早かった。
その人物が近くにいたら、前者の想いに囚われ気分が高揚する。
その人物が遠くにいたら、後者の重いに囚われ嫌悪に染まる。
不覚にも前者の時には居心地が良く安らかさを感じてしまった。

嗚呼、気持ち悪い!

別に強い訳でもないし性格が好ましい訳でもないというのに、あの人物といつまでも一緒にいたいと思うなんて気持ちが悪い!!
まるで自分が自分じゃなくなったかのように気分が最悪だ!!


「っ…ぅぅう」


こんなに嫌悪を感じても尚、その人物が近くに来たら愛らしく感じるなんて。


「嗚呼、どんだ地獄だ」


―狂ったように彼女は感情に囚われる―






2.並盛町のとある弟の場合

姉さんの様子が変だ、ととある弟が疑問に思ったのはいつも以上に苛立ちに感情を揺るがせている姿を見てからであった。
良くも悪くも姉は感情の起伏を表に見せない。
断じて感情の起伏がない訳ではない。
故に姉も苛立ちを見せることはあるだろうが、それは余りにも可笑しな苛立ちであった。
もどかしく、どうしようもない苛立ちを溜め込んでいるのだ。
そして、疑問が確信に変わったのは姉と、ある人物が一緒にいるのを見た瞬間であった。

最近、転校してきた男子生徒。

その人物の話に相槌を打つ普通の姿ではあるが、長年一緒にいてずっとずっーと見てきたとある弟にはすぐに気付けた異変。
…姉さんが、嬉しそう。
顔を僅かに赤らめ頬を緩めて微笑むのは自分だけに見せてくれる特権であったのに、と愕然とする。


「ど、うして…?」


姉さんは僕だけの姉さんなのに!姉さんはあんなに軽々しく他人に心を許したりするような姉さんじゃないのに!
姉さんが変わってしまう、姉さんを変えてしまう、姉さんが奪われてしまう、僕だけの姉さん姉さん姉さんねえさんおねえちゃんお姉ちゃんが!


「雲雀さん、大好きです」


嗚呼、やめろやめろ、お姉ちゃんに好意を向けるなんて、それは僕だけの僕しか出来ない特権。


「…××」


やめて、やめてお願いそれ以上は言わないで、おねぇちゃ――



「私も、好きだよ」



あああああぁぁぁぁああああああああああああ!!!!!!!


「僕のお姉ちゃんが汚された!!僕のお姉ちゃんが堕とされた!!僕のお姉ちゃんが奪われた!!お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんおねえちゃんおねえちゃん!!!」


大好きなお姉ちゃんが!あいつに、来たばかりの男に!どうしてどうしてどうしてどうして!!?
でも、どうして?


「っ…ぅぅう」


お姉ちゃんが苦しんでる、どうして?どうして…?
苦しんでるけど、今のお姉ちゃんは普通。いつものお姉ちゃん。大好きなお姉ちゃん。
どうして?アイツがいる時のお姉ちゃんは違う。汚されたお姉ちゃん。堕とされたお姉ちゃん。奪われたお姉ちゃん。
でも、アイツがいない今のお姉ちゃんは普通。いつものお姉ちゃん。大好き、だーいすきなお姉ちゃん。


「…嗚呼、そうか」


アイツがいるから可笑しくなるなら、アイツを消してしまえばいいんだ。


「待っててね、お姉ちゃん」


「恭弥?」


「僕がお姉ちゃんを取り戻してあげる」


「取り戻す…」


「うん」


無意識にほっとした様子の大好きな姉に微笑む。


「だぁーいすき、おねえちゃん」


―狂ったように彼は感情にクルわせる―






3.黒曜町のとある男の場合

右目に映し出された黒い影にとある男は顔を真っ青にさせた。

何だアレは!!

とある姉を深く深く心の根まで捕らえんとする黒い影。あまりのえげつないものに吐き気が込み上げて来た、この自分が!!
あれは危険だ、彼女の根本を覆さんとする黒い影。
わずかな心を補正させようとしたのだろうが、それは彼女の根本を覆すものなのだから彼女の心はズタボロだ。


「ぐっ…ぅぅう」


頭を抱えて苦しんでいる彼女。
彼女は未だに正気を保っている、その途方もない苦しみを想像しただけでクラリ、と眩暈を感じる。


「何で、君がここに…?」


「少々、野暮用で。それよりも此処から離れた方がいい…」


肩を貸そうかと問いたが、彼女は自分で立ち上がってよろめきながらも歩く。
一体、どれほどの苦痛を抱えているのか…途方もない想像にさえゾクリと寒気を感じる。


「よく、正気を保っていられましたね」


「…正気、ね」


「はい?」


「私は、今、正気なの?」


狂気に歪む瞳を見て背筋が凍る。
歪みが生まれている、心に補正がかかった影響で羨ましいぐらいに真っ直ぐで憧れるぐらい正直で歪んだ自分を導いてくれるぐらいに強烈な光であった人が。
歪んだ。


「…正気です、貴女はちゃんと、正気です」


だからだから歪まないで、僕を導いて、ずっとずっと。じゃないとまた迷子になってしまう。
またあの地獄に戻ってしまう。


「戻ってきてください」


―狂ったように彼は感情を迷わせる―






4.並盛町のとある異物の場合

すごいすごい!本当にこんなことってあるんだ!もう嬉しくて嬉しくて死んじゃいそう!もうゆー姉ってば超萌え!
ちょっと可愛いって言っただけで頬を染めて!ちょっとキスをしたら耳まで真っ赤にして!!嗚呼、可愛い!可愛い可愛いかわいいかわいい!!
彼女に偽りなんてないからあれが本当の表情って分かるから本当に愛らしいくて可愛らしいの!きゅんきゅんしちゃう!
神様にお願いして良かった!釣り合うために男の子にしてもらって本当に良かった!!私のものになるようにしてもらって良かった!!!
ゆー姉は攻めって話もあるけど、私が攻めるのもすごい破壊力だったわー!!日頃、表情が変わらなかったり有り得ないって子が受なのってすごい好きなのよね…あーもう!生きてて良かった!!
…恭弥も一緒に並べたら更に萌える、よね。


「嗚呼、もうすごい幸せ!死んでもいい!!」


―狂ったことに気付かず異物は笑う―






5.並盛町のとあるボス候補の場合


「・・・・・・しねばいいのに」


―狂ったことに気付いたボス候補は願う―






6.再び黒曜町のとある男の場合


「あの」


「なに」


「さっきの、聞こえたんですけど」


「仕方ないよ、だって絶対のお姉さんを狂わせた元凶だよ?ボンゴレ使ってでも存在を消すのは当然だよ」


「…そうですね」


「存分に殺っちゃってくれるようにお願いしなきゃー」


存在がない者をどうしようと罪にならないのは当然でしょ、と笑いながら携帯を手に取る彼を見ながら息を吐き出す。
変わってしまった彼に対してではない。


「これで漸く戻るんですね」


安堵であった。


「お姉さん、褒めてくれるかなー」


「ちょっと待ってください、羨ましい!!」


「オイオイ」


―狂ったことの終焉に彼は安堵する―






7.再び並盛町のとある弟の場合

「お姉ちゃん」


「何?」


「××って覚えてる?」


「?…誰それ」


「…覚えてないなら、それでいいよ」


「ふぅん」


「…ふふ」


××は転校した、ことになった。
どこに?そんなの僕が知っているはずがない。だってこの地球以外の場所は僕の管轄外だ。
その残りカスは、あの草食動物がどこかにやってたっけ、興味はないけど。


「お姉ちゃん、だぁーいすき」


「うん、私も大好き」


─嗚呼、大好きなお姉ちゃん!




───────
…ヤンデレって難しい…orz
だけど意外に面白かった、私得w

戦国の輪廻転生復活物語

五歳企画リクエストにある元就様双子主と輪廻転生シリーズの屍の混合を考えていたらパロを思い付いたんで、ここに書いてみたwだってリクエストに使えない←←




毛利双子と屍が吸血鬼で、幸村が狼男、元親が鬼(←)な西軍妖怪で、東軍が妖怪ハンターとかこれ誰得ww


そんな設定で書いてみた、何故か一家一緒の屋根の下↓


















「屍殿ー!見回り終えたでごさる!」


響き渡る大声に庭の薔薇を整備をしていた松寿は顔を上げた。
駆けながら大声をあげ大きな尻尾をぶんぶんと振る姿にニッコリと笑顔を浮かべる。


「見回りお疲れ様です、幸村さん。屍さんなら二階の私室にいらっしゃいますよ」


「感謝致す、松寿殿!」


「はい」


ぴくんっと立派な耳を立てて愛しの名を聞いた幸村が、城へと駆けていく姿にクスクスと笑いを零す。彼は自分を狼男だと言うがアレでは皆が言うように犬のようだ。


「アレは狼男ではなく真に犬ではないのか。全く騒がしい犬よ。落ち着いて日輪を拝むことも出来ぬわ」


「吸血鬼で日輪を拝む元就に言われたくはないと思うのですけれど…」


「何ぞ」


「いいえ、松寿は何も言っておりませんわ」


吸血鬼でありながら太陽の光を浴びても何もないのは、ただ単純に弱点ではないからであったりする。そのため十字架やニンニクだって効きはしない。人や物から生気を奪わねば力が弱まるのはいただけないが、人と変わらない暮らしをしている。
枯れかけた薔薇を取り去り見事な薔薇園になったことを確認して満足げに頷き、松寿は日輪を拝む元就へと歩み寄る。


「…また薔薇で生気を喰らっておったのか」


「薔薇は美味ですから」


「我の血を吸えばよかろう」


「だって止めれなくなってしまいます、あまりの美味に」


「止めねばよい、永久に共にいるのだからな」


「元就」


「松寿」


「元な…」


「あーもう!俺様がいるって分かっててやってるだろ!お二方!」


「何だいたのか、真田の忍びよ」


「へいへい、いましたよーっと」


大きな木の枝から飛び降りて来た佐助は深々と息を吐き出した。この自分さえも、この二人にかかるとからかう相手となるのだからやりづらい。


「様子はどうであった?」


「この近辺に妖怪ハンターの姿はなかったよ、ただ東の方で動きはあるみたいだね。石田三成が妖怪を集め始めてる」


「狙いは妖怪ハンター、徳川家康か。あのゴリラ豊臣を退治した男だそうだな」


「いや、ゴリラじゃないからね?」


「な、に…?我の策にはないぞ!」


「確か、すーぱーさいや人ではありませんでしたか?」


「うむ、常に大猿のすーぱーさいや人か」


「違うから!あれでも立派な人間……違った妖怪だからね!そんな馬鹿な、みたいな顔しないでよ!あれでも同じ妖怪だよ!」




───────
ここまで考えた!

すーぱーさいや人はもうやけくそです←
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