タイトルが気になり購入した、『死亡フラグが立ちました』。


!!以下作品の本筋に触れるネタバレ有り、注意!!














なにこれすごい。
どっからどこまで人為的なのか、物凄く疑り深くなる。
北川空は流石に元ネタが有ったものだと思うから、捏造は601号室だけだと思うけど…
最後の、通り魔+暴走車+墜落するヘリコプター+ガス漏れって………
殺る気マンマン過ぎるだろタナトスwww
ってかタナトスの本名、微妙すぎて時々見失う。
読めなくてルビの所まで引き返さなきゃいけない名前って………どうなの。

そして松重さんが死んだことに地味にショック受けてる。
昔気質の任侠者なのに犬が苦手で、ナイーブで、ピーナッツアレルギーなヤクザ。
ギャップ萌の宝庫だったおっさんが…

でも予測できなかったと言えば嘘になるかな。
送った覚えのない懸賞の賞品がピーナッツクリーム2ダースって来た時点で、多分アレルギーで殺すつもりなんだろうなと。
最後の橋元はね…犯人の弟の自業自得だし、ただの八つ当たりじゃん。
犯人の弟は橋元の妹を騙して酷いことしたんだから、お前の所為で植物状態になったんだぞと言われても…闇金の借金肩代わりさせる弟だぞ。
ヤクザから逃げて何とかなると思ってる方が可笑しいって。
普通コンクリ詰めにされるとかあるでしょ。


ううん…気付いたらみんな死んでるよ重要人物。
残ったのが、タナトス&黒谷、編集長、陣内くん、本宮さん、渥美母娘…あれ、少ないぞ。
死んじゃったキャラがどれも個性的で、“普通の 作品”では絶対死なないポジションに居るような設定だったので、あっさり切ってしまう作者に脱帽しました(笑)

これおもしろい、バカバカしさを笑い飛ばせる本です。
オヌヌメ(笑)