バックの取っ手大破ぁあああああ!!!
肩掛けなのに肩かけらんなくなった!わけわからん!
飲み会が嫌すぎて死にそうです早く帰りたい。
帰ったら映画をみるるるる
日曜仕事だけどがんばるぜ!
滝ちゃんが愛おしくて溜まらないんだが、どこに行ったら売ってますか。
耳を掠めた笑い声に、滝夜叉丸は足を止めた。見据えた先の人影は、二つ年上の先輩である。
青緑の制服がわらわらとじゃれ合う中に男の姿を見つけ、滝夜叉丸はほうと息を吐く。
精悍な顔に走る傷痕、見紛う筈はない。
緩む頬を自覚しながら、滝夜叉丸はただ男を見詰めた。
作法委員会委員長に照れたような笑みを浮かべ、足をもつれさせた保健委員会委員長を抱き止める。
用具委員会委員長と取っ組み合う会計委員会委員長を諫め、図書委員会委員長に相づちを打つ。
鋭い目に優しさを滲ませからからと笑う男は、降り注ぐ日差しに照らされきらきら輝いて見えた。
滝夜叉丸はああと嘆息した。
なぜ己はあと二つ早く生まれてこなかったのだろう、なぜあの人はあと二つ、待ってはくれなかったのか。
「だーれだ」
ねえ滝ちゃん。
す、と視界が陰り、熱く固い掌が滝夜叉丸の視界を塞ぐ。
後ろ頭に感じる見知った気配に滝夜叉丸は息を飲んだ。
ななまつせんぱい。
掠れた声が口を吐く。
うん、せいかい。
そう笑ったその人は、滝夜叉丸の眼へと押しつけていた掌に、少しだけ力を込めた。
【みてはいけないよ】
(続く沈黙の中)(そう言われたような気がした)(少しだけ、泣きたくなった)
【風の悪魔は二度わらう】
・BASARA→rkrnの転生物。
・小太郎の双子の兄
・上杉、真田の二忍を凌げる腕前だが、弟には適わない
・赤い目、赤い髪は出身村の特徴で、遺伝
・一歳頃小太郎が先代風魔に拐かされ、十歳のとき賊に襲撃されていた村の中で再会。忍として才能を開花させた小太郎の影武者として持ってかれた。
・兄の方は特別才能があったわけではないので、先代にしごかれるままに文字通り血の滲む努力をして、ようやくかすがと佐助を同時に相手取れるような実力になった
・一卵性のため姿形は酷似、髪の長さから足の先まで格好も一緒
・小太郎とは違い良く喋るタイプだったが、影武者バレるから喋んないでにいちゃんと小太郎に睨まれ、口を噤んだ。…が、たまにぽろりと喋るので、北条軍には割とバレる。
・気さくで優しい
・名前は無い。昔はあったのだが、小太郎の影武者だから小太郎と呼ばれている
・たった一人の肉親、弟だから小太郎が大事。すごく大事だが、もう少し兄を労って欲しいと思っている。オーバーワークなんて残業代…あ、出ないの、ちくしょー
・右目から弟を庇いあっさり死亡→気付いたら誰かの腹の中でした。しかも風魔の里長の家でした。さらに鬼子と呼ばれました
・何の因果か赤い目、赤い髪、前世の記憶と経験が有りで、完全チートな怪物の出来上がり
・しかも名前が小太郎とか止めろよ俺は小太郎じゃない小太郎の名は小太郎の物だよちくしょうと混乱の幼少期を経て里を飛び出し忍術学園へ
・小太郎だった時期が長すぎて常に目元が隠れていないと落ち着かない。鉄兜を着用しないと満足出来ない身体になってしまっていた
・常に腕を組んでスラッと仁王立ち。半鐘の上で雀と戯れている姿をしばしば目撃される
・鳥に好かれる
・六年い組、生物委員会委員長
・長次と仲が良い
・与四郎と同期
・喜三太と仲良し
・BASARA時代、平成から来たオタ少女に色々吹き込まれた為、天女についてや、トリップ、逆ハー、傍観の定義や対処法を理解している
・武器は小太刀の二刀流
・属性は風