フライングしまくりでif小話。
お宝ってのは奪われるためにあるんだぜ、でイケイケな兄貴との再会でした。
兄貴かっけぇ
今回のアニバサは瀬戸内にフォーカス当ててんの解るけど、元親好きすぎじゃね?
なんだあの男らしさと可愛さと愛しさと切なさと心強さは(←違)
前髪はらりが小十郎以来ですが、可愛すぎて格好良すぎていい男だな元親!!!
頂点で兄貴と慕われる彼の魅力が存分に出た回にもかかわらず、恐らく死亡…とか…ない、よね?
市でさえ生きてた、松永さんも生きてた、多分…たぶん…生きてる、よねぇええ!!
部下のみなさんと水葬とか洒落にならねぇ…
つか豊臣の有り得なさが全開だった…素手で海を割るとか…幸村は後先考えず突っ込むから部下の人死んじゃうし。
冗談抜きで責任問題だぞ。
来週はどうなるのかなぁ…武蔵って…大丈夫なのか?
今週は兄貴に惚れた回でした。
随分と久しぶりじゃねぇか、と。
おそらく己へと投げかけられた親しげな言葉に、男は目を丸くした。
「独眼竜の野郎…、やっぱり隠してやがったか」
城の高所に位置していたはずの座敷牢を突き破り現れたのは、銀糸のような髪を逆立て大層派手な格好で大きな碇を肩に担ぐ、眼帯の青年だった。
目に浮かべた歓びを隠そうとすらせず整った口元を吊り上げる様子に、対峙する男は尚も首を傾げる。
「隠してあんなら奪わねぇとなぁ、」
「あ、いや俺は…ぉお?!」
視界を覆う土煙と辺りに散らばる瓦礫の中、見覚えのない青年は低く咽を鳴らすと、男を戒める手枷の鎖を引き千切った。
「鬼は鬼ヶ島に居るもんだ。アンタもそう思うだろ?」
白色の装束に身を包む体躯を俵に担ぎ、男にとって『見覚えのない青年』は、男にとって『身に覚えの有りすぎる』名で彼を呼んだ。
「帰るぜ、來海兄者!」
「“あんにゃ”って…、お、お前、まさか姫ちゃ…ぎゃぁああああああ高い高い此処三階ってかその碇どこに繋がってんだぁあああぁぁ!?」
澄んだ空に木霊する來海の叫びに脚を早めた双竜が全壊する座敷牢の惨状を目の当たりにし、部下によりもたらされた報告を裏付ける黄色い鳥の羽を拾い、額に青筋を立てて各々が六爪、極殺化するまで、あと少し。
「誰にでもふわふわと種ばらまきやがって…テメェは蒲公英か!!」
「Bull shit…!!西海の鬼ぃ…この双竜に喧嘩売った事、後悔させてやるぜ……!」
おまけ
「野郎共に紹介し終わったら宴だぜ兄者!」
「嘘だ詐欺だあんな可愛かったのに格好いいけど男らしいけど男だったとか……くっ!!」
「なんだよ兄者、嬉し泣きかぁ?」