ちょっとプレイしただけで後はほぼ二次創作の知識っていう産物。
本命は鳥太刀ですがね!
追記
ボイス集見てきたらこれまたイメージと全然違くて笑ってしまった(笑)
審神者に任命されて幾月か。歴史修正主義者を殲滅すべく出陣する日々は変わらないが、そんな毎日にも慣れつつあった。
巷でまことしやかに囁かれるブラック本丸とは無縁な我が本丸は、今日も今日とて平穏な空気が流れている。
「ぬしさまぁぁ!」
前言撤回。さて、平穏とは一時の偽りであったか、なんて何処ぞの爺さんの口調を真似してみつつ。
「小狐丸はぬしさまになでなでしていてだきとうございます」
どういうことかこのモフモフ太刀は神様という本分…まぁ今は刀剣男士であるが、その本分をすっかり脇に追いやって審神者である私に愛でで貰いたいという欲求が非常に強い。欲求というか、本能というか…主に愛でられて嬉しく思わぬ刀剣はいないと聞くが、それはあくまでも本体の話ではなかろうか。
なんて、思いつつ見上げれば反応の薄い私に対してかコクンと首を傾ける。可愛い。実に可愛い、がしかし。
「でかいな…」
そう、彼はでかいのだ。座っているこちらが見上げれば首が痛くなるぐらいには、背が高い。
「大きいのに小!」
「えぇ?あぁ、まぁ…」
お決まりの台詞をどこか誇らしげに叫びつつ、未だに側に立ち続けている彼の主張は、最初から変わっていないのだろう。
「ぬしさまっ!」
「……」
「なでなで…」
それでも無言を貫いていれば、ピンと立っていた耳がぺったんと伏せられた。何とも分かりやすい表現である。分かりやすいが、それだけに破壊力も抜群なわけで。
「あーもう、わかったからおいで。かがんでくれないと届かないからね」
「もちろんにございますっ!」
こちらが了とすれば嬉々として座り込む。神様というよりはでかい狐だなんて、例え万人の審神者が思っていようとも言いません言えません私はね。