diary

｢ん…あれ？元親じゃん、久しぶり！｣
｢おう、あんたはちっとも変わらねぇな｣
｢そりゃどうも。あ、そういえば家康ゥは結婚したんだってね、結婚式行ってた？｣
｢あぁ、石田も来てたぞ｣
｢へぇ…血涙流して泣いてたりはしてないよね、まさか｣
｢式の最中は冷静だったがな…まぁ、世の中にゃ知らねぇ方がいいこともある｣
｢うわぁ気になるけど聞かないでおくわ…わたしの中の三成サマ像が壊れる｣
｢そういや、あんたは結婚しねぇのか？｣
｢おっとーここでその質問きます？空気は読んでよねアニキ｣
｢な、なんでいその言い草はよう｣
｢いーやー？妙齢の女性に対する質問ではないよねっていう。結婚できるもんならしてますっていうか｣
｢あー…まぁ、なんだ、その｣
｢あ、慰めなら無用です｣
｢あぁ？｣
｢わたし、御狐様に愛されてるんで｣
｢は？｣
｢だから、御狐様がわたしを手元に置いておきたいから彼氏になりそうな男性とはお近づきになれないってこと｣
｢その御狐様の計らいでって？｣
｢そーそー｣



｢だ、そうだがオキツネサマ？｣
｢日輪が堕ちるより有り得ぬことよ｣


＊
現代トリップ→現代転生夢主
戦国→現代転生元親
戦国→現代御狐様転生毛利様