独り言

サバサバしたイイやつ。

そんな人に出会いたい。



無口ぢゃないがおしゃべりでもなく

冗談は通じるし正直で

いばりもしないかわりに遠慮もしない。

適当にまじめで適当にスケベで。

家事全般の才能があって。

毎日おいしいゴハンをちゃっちゃと作ってくれると思えば、

素人ばなれしたコーヒーを入れる特技もある。




そんな人おるわけがない。

もうこの人しかいない

それくらい本気の人やった。



そんな君は

あっさりアタシを置いていって

そのくせふらっとあらわれる。



日付が変わって5分後

見慣れた番号からの着信。

下4ケタはアタシの誕生日。







誕生日おめでとう



まさか君の声で聞けるとは。


二十歳の誕生日。







19歳の誕生日。

大切な元カノやけんって

メール。

誕生日おめでとう

って。

彼女おるのに

連絡してきちゃいかんって

ツキハナシタ。






18歳の誕生日。

連絡無し。

気づいてた。

君の瞳にはアタシはいない。

それでも

もしかしたらって

期待した。

日付が変わった瞬間決心した。

別れようって。





17歳の誕生日。

もう何もかも幸せやった。

君と話してるうちに

日付が変わった。

“おめでとう”

一番やった。

なーんかね

何がイヤとかぢゃない。



時間が止まるコトなんてない。

もし時間が止まるなんてコトがあれば

今すぐ止まってほしい。

何がイヤとかぢゃないけど、

なんかイヤ。


いや、

なんかすっごく充実してるから

不満ではないっちゃん。

切なッ




半年前

めちゃめちゃ行きたかったこの街

密かに感動した。

ぁー こんなトコなんやって。

あと1ネン早かったらよかったな。

あの人は今ココにいない。

なーんでアタシの地元におるんやろ。

そして、

なーんでアタシはあの人の地元におるんやろ。

笑える。


そーいえば、


あん時は運命やと思ったなぁ。





ぢゃぁさ、

奥さんと子どもは

あの人のコトを思いながら

この辺にいるんかなー。

アタシこの人に嫌われてる

そう思った瞬間に

遭遇したことありますか!?





ショックというか

なんというか

まだめんとむかって

文句を言われたが

すっきりするし

改善のしようがある。

ぁー

わからん。

気のせぇやとイイんやけど。