話題:入院
またまた昼飯を食いそびれた神田です
友達と学食に向かう途中で突然電話が鳴ったのよ
見ると爺の施設からで‥
俺が年寄りを抱えてることはもうみんな知ってるから、スマン急用ができた、と言えば、そこからは単独行動を許してくれる
そして空きっ腹のまま施設に向かった、と
急に熱が出たからお医者に連れて行ってくれないかと施設長に言われたんだけどさ、爺を見た瞬間、こんな動けないような奴を運ぶのは無理だと思った
だから救急車の手配を頼み、その施設に車を置かしてもらって、俺は同乗
この時点で今日1日何もできなくなるなと思った
午後はビキニとドラッグストアデートの予定だったのだ
救急車の中から延期の電話しちゃったよ(^^;)
B子にも仕事できない旨の電話をした(^^;)
もう気分最悪だったぜ
だけど入院手続きはスムーズにいった
前回前々回と同じ病院だったから
書く所は全部把握してるし、担当ナースや事務員が俺を覚えててくれたのが大きかった
加えて担当医も前回と同じ人だったからラッキー♪
終始和やかな雰囲気の中で入院作業が進められた
個室しか空いてなくてね
それも2番目に高い部屋ね
トイレの横にシャワーまで付いてる素晴らしい部屋(笑)
入院すると認知症が進んじゃうんだけどしょうがないよね
個室だと余計に進むような気がするがしょうがない
今回はインフルエンザか肺炎かどっちか
抵抗力が落ちてるから、何が原因で発熱したのか全くわからん
でも年齢的に入退院を繰り返すって時期に来てるのだろう
売店のおねえさんに食べる物ないですか?と聞くと、「もう終わりなんです、ごめんなさい」と言われたが、そのおねえさんも俺のことを覚えててくれた
爺に面会に行った際にはいつも売店に寄ってたから
ひとに覚えててもらえるっていい感じだな
売れ残りのサンドイッチをタダでくれた♪
病院の玄関には受話器を上げるだけでタクシー会社に繋がるという便利な電話があり、その列の最後尾につくために方向転換した瞬間、目の前にB子が現れた
ほっとした
爺関連作業は妹にも手伝わせてないんだよね
いつも突然だし、そのあとの予定が全てキャンセルになるから、こんな思いをするのは俺一人で十分だと思ってて
加えて、物凄く疲れるんだよ
若いから疲れないでしょとよく言われるが、大抵のことでは疲れないけど年寄り関連事項は別
普段から疲れてるのに、こういう突発的な事象が加わるから本当に大変なのよ
でもB子が来てくれたのがホントに嬉しかったし、この女が女神に見えちゃったよ
ウォンバットも来たんだけど、俺の横に見知らぬ女がいるのに気づいたのか、そのまま立ち去って行った
まあウォンはどうでもいい
ラインしよしようるさいから切ろうと思ってたし
ピンクパッソの助手席でサンドイッチを食べようと手に持ったまでは覚えている
だが寝てしまったようだ
気がつくと爺の施設の近くまで来ていた
施設の人に爺の詳細を伝えなくてはならないので、B子には俺を降ろしたら帰れと言った
了解です、と返事したと同時に腹減りの音がした
俺の腹が吠えたのかと思ったが、B子が自分の腹を押さえたので、持っていたサンドイッチをくれてやった
B子は安堵の表情を浮かべた
サンドイッチ、食べずに持っていてよかったと思った神田でした
(ぐるぐるぐるぐる…)