承に続いてリアタイで書いてたのを手直ししてまとめました。
そして例によって話数による文章量とか言及するキャラにムラがあります。
●13話「汝の敵を愛せよ」
OP、曲は好きだけど映像が承のと比べるとイマイチかなぁ。
茜ちゃんとかろっちーとか鯨木さんとか美影さんとか見たかったキャラいなくて物足りなかったというか。
まあ、転の範囲で茜ちゃんは出番少ないしろっちーは出番なかった気するしなぁ…
EDは曲も映像もそこそこ好きだけど森厳エミリア夫婦の謎の存在感。
本編は臨也があまりにも楽しそうで、こいつ頭大丈夫かと考えてしまいそうになりつつも狂った感じ好き。
承は臨也の影薄かったからか、目立ってるの久しぶりな感覚…
それと、一期と原作両方知ってる人向けに作ったのかな?という印象。
最後に臨也を襲うのは回想出てるように臨也が自殺オフで遊んでた頃の被害者(間宮さん)なんです。
この人原作では初期に描写あるけど、アニメでは神近さんのエピソードに置き換えられて存在消されたんですよね。
だから両方知ってるファンはアニメで間宮さんどうなるんだろう?神近さんが代わりになるの?みたいな予想してる様子だったんですよ。
個人的には話として辻褄合えばなんでもいいと思ってました。
だから神近さんのナレーションでミスリード誘ったのかな?と。
まあ、部分的には間宮さんの働きを他キャラで強引に置き換えることできそうだけど、アレをアレする役割だけは思いつかなかったから下手に置き換えるより本人出すしかなかったのかなぁ。
それと、新羅と臨也の友情は奇妙なとこに落ち着いてて言葉の応酬が面白い。
あとビルから飛び降りる静雄カッコイイ。
そういえば波江さんが誠二のこと考えて甘い声なったの久しぶりに聴いた。
矢霧のオッサン初登場だよな…思ったよりふくよかだったのと声に驚いたけど妙にしっくりきた。
●14話「邯鄲の夢」
これほんと原作で読んだ時もものすごいエピソードだと思ったけどアニメでもものすごい。
この回で一番驚くべきは美香さんのあれこれだと思うけど、個人的に波江さんの声の演技が好き。
最後の笑いが絶妙に怖いというか気持ち悪いというかなんかいいw
それとコップの取っ手折るシーン、原作よりあっさりだったというか原作の書き方が怖かったというか。
そして照れてる美香が可愛かった。
美香はあの着信音、原作で読んだとき普通に引いたけど音声つくと気持ち悪さ増すね。
誠二がたくさん喋ってるの久しぶりな気がする…
それでこの人一期の時から喋り方ひっかかると思ったら感情こもってなさそうに話すからかなぁ。
声に感情出てないのは幽もなんだけど幽とはまた違った感じする。
なんだろう、幽は本当に感情出さないけど、誠二は感情ないわけじゃなくて、優先順位が首>(超えられない壁)>その他、だからこそのどうでも良さというか一線引いてるみたいなところあるのかな。
声と言ったらヴァローナさんが露骨に不機嫌そうでいいね。
しれっとセーラー服のセルティ可愛いな。
●15話「縁は異なもの、味なもの」
とにかく赤林のおいちゃんカッコ良かった。
そして義眼怖いな。
危ないお薬をトイレに流してるときの虫ケラ以下の何かを見るような眼差しが好き。
『承』のときも思ったけど、悪い子を諭すような声すごく良い。
赤林さんと杏里母とのエピソードは色々キツイけど好き。
ちょっとだけ出てきた杏里ちゃん可愛かった。
赤林さんと杏里ちゃんの距離感がなんだか好き。
ちょっとだけ出てた茜ちゃんも可愛かった。
●16話「人の噂も七十五日」
この回は暴れまわるヴァローナさんが印象的だった。
ヴァローナ絡みだと露西亜寿司での「サーミャの日本語は奇想天外です」→「お前が言うな」のやりとり好き。
そして茜ちゃんが可愛かった。
赤林さんに相談してるときにいっぱいいっぱいな感じがあっていい。
トムさんはヴァローナさんと会ってしばらくの間残念な感じだったけど、適応能力高い人だからだんだん扱いに慣れていくのがすごいね。
静雄と茜ちゃんが仲良しなの可愛くて好き。
それにしても静雄が自販機を正しく使ったことに違和感覚えてしまって笑える。
●17話「寝ても覚めても」
セルティの仕事のくだりがド派手な海外映画のダイジェストみたいな演出で面白かった。
そこからの葛原さんエンカウント→消耗して新羅に泣きつくお約束の流れも可愛くていい。
杏里ちゃんの相談受けてるときの新セル可愛かった。
それと、幽と話してる静雄の表情が感情豊かで新鮮だった。
他のキャラ相手だと仏頂面で大人しいかブチ切れて暴れてるか極端だからな…
必死で覗いてるヴァローナの動きとトムさんのスルースキル高すぎな様子が面白かったけど、アニメだけだとなんであんな必死で覗いてるんだかわかりにくいかも。
チャットに正体不明の新参増えたことで声優さんが一人何役もするの久しぶり。
●18話「花に嵐」
独尊丸が杏里ちゃんの胸部をお気に召している様子は原作でも描写されていたけど、アニメで見るとスケベ猫だなw
渡草さんのガチなルリファンっぷり好きだけどドタチン不在のワゴンのブレーキ存在しない感…
まぁそれは後々じっくり描写されるエピソードがあるから…
美香のこと言われて笑う杏里ちゃん可愛かった。
そしてルリの過去はしんどいし、幽とルリは素敵なお似合いカップルだと再確認させられた。
ハイテンション社長さんのいいところも垣間見えてなんか好きだわ。
静雄にでこピンされた正臣が一回転してたの面白かった…原作挿絵のグル目可愛かったけどなかった…
最後新羅が殴られるのは、この展開来ると分かっててもつらかった。
あとは追記にて。
●19話「猫を殺せば七代祟る」
ズタボロ新羅見たセルティのリアクションが…
杏里ちゃんへの警告メールとかも含めて余裕なさすぎな様子がつらいね。
つらいといったら帝人正臣杏里もつらい…
正臣は喧嘩とかの世界に帝人巻き込みたくなくて色々隠してたはずなのに、その帝人が自分であんなになっちゃったらなぁ。
正臣ただでさえメンタル弱いというか悪い意味でヘタレなのにな…
帝人の血まみれズタボロで穏やかに笑ってる狂気怖いけどあの表情いいな。
帝人も正臣も『(第三者から見れば今すぐどうにかするべき事態を)体制整えるまで待ってくれ』と言ってるの、変なとこで思春期っぽくて似てるなとぼんやり思った。
森厳と影次郎の札束パンチ云々のやりとり好き。
●20話「口に蜜、心に針」
臨也回。
デュラアニメ一期や承は原作1冊に4〜12話かけてたから、1冊を2話に圧縮したこの回と次の回はあっさりな印象。
(12話ってのは1期前半でオリジナル要素付け足してキャラの掘り下げじっくりやってた)
ミミズさんの声の感じ色気あって良いね。四十万もはまってる。
この回、臨也と影次郎のやりあいとか美影さんとかアクション多めで良かった。
電話のボイスチェンジャーの声聞き取りにくかったのは残念だな。
あの電話結構大事なこと言ってて原作だとゾクゾクさせられたんだけどね…
臨也はセルティと絡むときPDAの文章読めるのか疑うくらい距離取ることあるよな。
それにしても臨也は闇夜が似合うな。
●21話「口八丁手八丁」
臨也と新羅の過去編。
全体的に新羅がセルティに昔話する体で進んだからか、新セルラブラブっぷりが妙に印象に残った。
冒頭の鯨木さん、ド○ミちゃんカラーだってどこかで突っ込まれてて、もうそういうふうにしか見えなくなってしまった…口が『∧』みたいな形で可愛い。
セルティと葛原さんが話し合いで穏便にすまそうとしてるの珍しいな。失敗して結局逃走劇だけど。
新羅とセルティが話してるところ、新羅が重傷で声が上手く出てない感じの演技なのいいな。
声と言ったら、中学生臨也&新羅の声が幼さあって良い。静雄はそうでもなかったけど…w
中学生臨也愛想悪すぎだし新羅へのツッコミが割と常識的だしで、なんというか中二病拗らせてクールキャラ気取りの人のように見える。
奈倉見てるとこの人本当に普通の人っぽい雰囲気あって、臨也に目つけられてご愁傷様という気持ちと、元を辿れば自業自得だから同情の余地ないよねという気持ちが湧いてくる。
最後の臨也が電柱殴るシーンカットされてて臨也好きな人が嘆いてたのをよく見たけど、個人的に直接的な描写は削りつつも手を隠してることでその事実があったかもしれないとしてるのは上手いと思った。
なんというか、あれは原作で積み重ねてきた臨也像の上でやってるから臨也好きにとってのお気に入りシーンのうちのひとつになるくらい良かったと思う。
アニメは臨也の良くも悪くも人間臭い一面見せないことで原作とは違う飄々としたキャラ像作ってるから、アニメであれやると逆に不自然になりそうだし無理に描写する必要ないと思って。
●22話「愚か者に福あり」
泉井のナレーションがクズクズ連呼でうるさかったww
特にワゴン組相手にしてるときにやかましさが増しててなんか面白かったけどね。
青葉と泉井の兄弟ほんと仲悪いというか腹の探り合いだな。
この兄にしてこの弟ありというかその逆というかなんというか…
泉井が青葉の鼻ばっか攻撃してたのは昔鼻っ柱折られた意趣返しだろうか。
豪快な信号無視が迷惑極まりないけどアニメで見ると笑える。
正臣と門田達の会話、事情わかってる立場からみると正臣は変に隠さないで全部打ち明ければよかったのではと思わなくもないけど、まあ、原作ではもうちょい問答してたし難しいところだね。
そして杏里ちゃんのコスプレエロ可愛い。
一期で正臣が杏里に『エロ可愛い』連呼してたの観ててセクハラみたいでなんだかなと思ってたけど、こういう姿見てるとエロ可愛いという言葉が似合うと感じる。
それと静雄が携帯粉砕してたの面白かった。
原作見返したら携帯壊してない代わりに債務者のバイク蹴っ飛ばして水切りしててまた違う面白さがあった。
ナレーション最後の「こいつ…嫌いじゃないわぁ〜〜」がいい味出ててなんかいい。
●23話「同じ穴の狢」
臨也と赤林の場面、「後輩がダラーズの中心人物だったなんて」と言ってる臨也が白々しすぎて面白いというかムカつくというか。
渡草は原作だとワゴンのアニメ絵見た後輩が勝手に難癖つけてきたけど、アニメでは渡草が喧嘩売ってるみたいになってるな。
谷田部さん、デュラのソシャゲやってたから顔は知ってたけど声こんななのか。
というか原作では雨の描写なかった気がするから遊馬崎と谷田部がずぶ濡れでびっくりした。
帝人が青葉とセルティの繋がり知った時のぶりっ子ポーズと女子みたいなリアクション可愛いw
青葉の白々しい涙目にあっさりのせられるセルティちょろい…
青葉は顔立ち幼くて可愛いもんなぁ性格は可愛げないけどね。
原作見たら押し問答の末に『とりあえず帝人と話をさせろ』で同行の流れだったけど。
矢霧のオッサンと鯨木さんに対する波江さんの殺意丸出しの目つき怖くていいな。
しかしブチ切れた波江さんの悪態はキツイしエグいしで怖いんだよなぁ…後々のアレコレとか……
チャットのなりすましは普通に臨也の声でやって後からタネ明かしだった、まあそんなもんか。
●24話「蛇の道は蛇」
『転』では原作10巻最後までやるのかと思ったら10巻の終盤ちょっとだけ残して終わった。
まだやってない葛原さんとあの人の場面とかあの人の再登場とかみたいけど『結』まで我慢かな。
四木さんのナレーション渋くて良かった。
赤林さんと対峙してるときの帝人、今までにあまり見たことない表情や声してて新鮮だったりぶっ壊れっぷりの悪化を感じたり。
原作はすごくピリピリした空気だったけど、アニメは会話削られてあっさりしてるから赤林さんが原作以上に優しい人みたいに見える。
それと、帝人を説得してるセルティの台詞が絶妙に視聴者の代弁になってるのこうやって観ると面白い…
そういえば赤林さんとヴァローナさんには『承』時点で声が合ってるようで合ってないような違和感を覚えてたけど、『転』を通してしっくりきた。
赤林さんは時々やるあの悪い子を諭すような口調が気に入ったのです。
ヴァローナは『転』からずっと心に迷いを色々抱えてる印象あって、そういうのがいい感じに出た声だなと。
泉井さんが遊馬崎ぶちのめしそうなテンションだったのに電話で態度変えてあっさり退散の流れがなんだか面白かった。
というか泉井は元々クセのあるキャラだったけど思ったより味が出てきたなと思った。
澱切が車に跳ねられた場面、突然来るの分かってたけどシュールだった。
原作で車のエンジン切ってギアをNにしてたからエンジン音なくて電話中の澱切は車の接近に気づかなかったんだろうと説明されてたのを忠実に再現してて面白かった。
臨也は『承』に続き負傷オチで、『結』では静雄と殺し合うのでデュラ二期全部最後に臨也さんが無事じゃないの確定ですね。
総括すると、正直原作で『転』に該当するエピソード読んでてダレたので、アニメにするなら思い切って色々削って欲しいと思ってて、そういう意味ではすっきりしたかなという印象。
ただ、このあたりはキャラ同士が押し問答すること多くて(帝人関係とか)、 そういう会話が削られたからアニメだけだともっと説得しろよって風に見えなくもないなというのは惜しい。
それと原作10〜13巻は章タイトルがことわざ縛りになってて、原作の章タイトルとアニメのサブタイトルが一部被ってるので『結』でも被せてくるのではないかと思うとドキドキします。
2015-10-13 16:28