今回はローレン・シュラー=ドナーが製作に携わったこの映画を見ました。製作って何する人だろう。監督みたいな感じかな??
いい映画でした。ぱっと見で受けた印象より、ずっとね。さらりとした社会派コメディという感じ。大統領の替え玉だった男が、そのまま大統領の仕事を引き継いでいく、というストーリー。政治に関してはずぶの素人のデーヴが、周囲の協力を得て変化をもたらします。

「仕事があれば日々に生きがいを感じ、気持ちが前向きになり、目の前にあるどうにもならないように思えた問題にも、取り組む気持ちになる」

これは仕事に限らずなんでもだけど、生きがいは大事。国に広がる無力感を払拭するために、全体を作る一人一人にスポットを当てる。その姿勢が素敵だった。
「完全雇用政策」には無理があるかな??中には、事情があって働けない人もいるだろうし、働く気がない人もいるかも。でも完全じゃなくても、仕事を望むできるだけ多くに仕事を与えることができれば、効果は全然あると思う!

政策に対する姿勢だけじゃなくて、主人公のデーヴはとにかく素敵でした。ほんと、些細なことなんだけど、私が「他に何がなくてもこれがあれば最高の男!」って思っていることを、さりげなくやってたの。こういうキャラクターをヒーローに選ぶアメリカに感動した。
私は実際にアメリカで暮らしてないからわからないけど、確かに国として抱える問題は多いと思う。銃社会や格差、犯罪…とかね。それでも、こういう映画を作る人がいて、こういう映画のヒットを可能にするだけの国民がいるなら、問題も解決していける気がする。

不正は良くないけど、不正をしなければ生き残れない政治の世界を作ったのも、不正をしなければ生き残れないからといって不正を選ぶ政治家を育てたのも、国民だから仕方ない。彼らの責任じゃないとは言わないけど、彼らだけの責任でもないかな。

……で、製作の人が気になるときは映画のどこに注目してるべきなんだべ??(^^;)
まぁいーか(*^ ^*)おもしろかった!です!