もうすぐ梅雨入り前の5月。
ここ数日、私の地元はお天気が良く気温も穏やかで、過ごしやすい日が続いています。
3月には花を咲かせていた庭の梅の木は、緑の葉を元気に茂らせ、梅干しとなる実を付けています。
―――話しは変わり、今度は呼び名についてです。
私には今は離れて暮らす、弟がいます。
非ヲタクでノーマル←この情報は、要らないΣ。
この弟、物心ついた小さい頃から私のことを、
「お姉ちゃん」とか「姉ちゃん」とか「姉貴」とか「姉さん」と呼ぶことなく、
「○○」と、ずばり名前の呼び捨てでした。
何度注意しても改めなかったので母はどうしたかというと、
私のことを「お姉ちゃん」と呼ぶようになりました。
母親が弟視点で私をそう呼ぶことによって、弟に「お姉ちゃん」と呼ばせる狙いがありました。
←訊いた。
母親が私を「お姉ちゃん」と呼び、いつしか月日は流れ、どうなったかというと…
弟はついに私のことを「お姉ちゃん」と呼ぶことなく、相変わらず呼び捨てのままで。
成人して就職し、家を出て行きました…。
そんな弟の、今日は誕生日です。おめでとー!
新緑が美しい、いい季節に生まれたのなー。
小さい頃は、なぜかケーキ代わりにスイカで祝っていたのだよ(笑)。
そして今、「お姉ちゃん」と私を呼ぶ母の声が…
そう、弟が家を出てからも、母は長年の習慣で私を「お姉ちゃん」と呼んでいます…
私、母の娘なのに。
私、母の姉じゃないのにΣ。
ある日、私と母の遣り取りを見ていた同僚が、
同僚「あおなおさんって、お母さんから“お姉ちゃん”って呼ばれているんですね(笑)」と指摘され、
私「ハッΣ」
気付いた私も私です。
end
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